From:佐藤マリオ
非常に多くの方から質問を受けることがあるのですが、その中でもっとも多い質問の一つがあります。
今日はこのことについて、みなさんにシェアさせていただきたいと思います。
人生における悩みの多くは「自分はこれからどうしたらいいのかわからない。」というものです。
ではこの悩みは、いったいどこから来るのでしょう?!
私が経験したことを例にすると、、、
車の運転中の出来事なんですが、「この道をいったいどちらに行けば目的地に無事に到着できるのか?」、、、ということが結構あるんです。
目的地に向かう際に、カーナビに目的地の住所または名称を入力したはずなのに、分岐の道がわからなくなったり、カーナビの機種がリアルタイムで上書きされていくタイプではない場合、初めて行った場所で道や建物が新しくなったばかりで、情報が更新されていない時によく起こります。
こんなとき、あなたなら、
「自分はこれからどうしたらいいのかわからない。」
と思うでしょうか?
きっと名称を再登録してみたり、迂回路を設定してみたり、知人に電話やメールで情報をもらったり、スマホやグーグルマップで調べたりするのではないかと思います。実際私はよく道を間違えるので、日常茶飯事なのですが、、、(笑)
それでなんとか目的地に到着しようとすると思います。
、、、では、人生のあれやこれやの悩みについてはどうでしょうか?!
「人生の悩みとあなたの方向音痴を一緒にせんとって!!」
と怒られそうですが、、、
実はここには面白いコンセプトが隠されているんです。
この場合の面白いコンセプトとは、”道を調べる際にはあるのに、人生の悩み解決について欠けているもの” のことなんです。
なんのこっちゃわからん???とまた怒られそうですね。
つまりこの場合、道を調べる際にはあって、人生の悩み解決のために欠けていること。それは『目的地設定』です。
道を調べる時には、目的地情報(住所や名称、電話番号や郵便番号など)を入力してから出発しますよね。(道に詳しい方はカーナビには頼らないと思いますが、)
、、、なのに、悩みを解決するための『目的地設定』ができていないので「自分はこれからどうしたらいいのかわからない。」という言葉が出てくる場合が多いのではないかと思います。
そもそもほんとうにそこに行きたいのかも本人さんがわからない場合もありますが、それはそれで簡単に気付く方法はあります!
本気でどうにかしたい!という場合、「未体験」、「経験不足」などから来る心理的な要素として「失敗したくない」、「恐怖心」、「不安」などによるストレスによって思考力が低下し、視界が狭くなり、どうしてよいのか?わからなくなる場合が多いのです。
思想家のジェームズ・アレンは、
『人生の目標を持たない人々は極めて容易に不安や恐怖、自己憐憫などの犠牲者となりがちである。』ジェームズ・アレン(思想家)
と言っています。
ですので、まずは目に見えない「恐怖心」や「不安」を取り除くことが重要になってくるのです。
ストレスによって萎縮した脳について、
『ストレスによる脳への影響山田一夫 筑波大学人間総合科学研究科助教授』によれば、
『強度のストレスを受けた PTSD(心的外傷後ストレス障害)患者において、海馬の 形態的変性および認知的機能障害が認められています。 また興味深いことに、慢性ストレスや副 腎皮質ホルモンの慢性投与による海馬の形態的・機能的変化は、老化によるそれらの変化とかなり似かよっています。一般に人 間も動物も、加齢に伴って海馬の神経細胞 は損なわれていき、学習・記憶能力も衰えます。』
という研究結果も発表されています。
いかに悩みを解決するために、ストレスが及ぼす悪影響が大きいかがわかります。
つまり、
「恐怖心」や「不安」の正体を突き止め、いかに払拭するかが、問題解決の”初めの一歩”となるわけです。
もし、あなたが今抱えている人生のあれやこれやの悩みを解決する際には、「恐怖心」や「不安」の正体について、ぜひ考えてみてください。
そうすればきっと的確な『目的地設定』ができるはずです。
それでは、今日はこの辺で終わります。
”より心豊かな人生とその向こう側へ”
ハンモックカウンセリング
佐藤マリオ
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